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2012/11/18 13:57 【アニメ感想
破の時とは製作の懐事情等も違い、破のあたりまでの4部作を3部作に詰めるという状況も変わって元の4部作に戻った。

そのせいか破のように一つの作品に兎に角詰め込むという形ではなく、ひとまずノルマを達成して次に繋げるための作品という形になっている(そういう意味ではQは説明も含めた数エピソード追加の為の若干小ぢんまりとした作品という印象もあった)

そして今回のノルマのメインというのはズバリ「渚カヲル」を始めとしたゼーレのエピソードの補完である。本作でゼーレの物語は完結を見る、それが碇ゲンドウの今回の目論見であり、シリーズを通しての現在の位置となる。
またここで一つ確認しておきたいこととして、エヴァの物語にはループ説がある。
Qでフォースインパクト(補完計画)の話でカヲルくんが言っていたように、~インパクトを起こすことによって世界を創り直す、再生するという仕組みがあの世界にはあり、旧劇場版のラストはそれを成し遂げた一つの結果となっている。本作で海が赤いのは、旧劇のラストから更に世界が創り直された状態であるという説もある(破の最後のシーンでカヲルくんの「さぁ碇シンジくん、約束の時だ。今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」という台詞もそれを匂わせる)

また、シンジくんの持っているカセットテープについて。表示されている数字が破では25~26(アニメ版のエピソードの数か)を繰り返しており、マリの登場によってカセットテープのループ機能が壊され、止む無く曲は27へと進む。Qでは28に進んでいる。

今まではこれらのループを暗示するような伏線は一部のファンが考察する要素の一つに過ぎなかったが、Qではこれが分かっていないと話の理解が難しいのではないかと思える点がいくつか見られた。現在の位置というのはそのループが繰り返され、旧劇やシンジくんが自分の好きな世界に引きこもったりを何度も繰り返して到達した位置なのではないか、という意味である。

・話
今回は破までと違って旧作との違いを比較するようなシーンが少なく、完全新規の作品となっている。また以上を除いた大抵のことが他のキャラの口から語られる為余り考察する余地がない。故に、基本的には単純に新しい映像を観ての感想を述べることしか出来ない。

話としては14年後のサード・インパクト後の世界でNERVと葛城ミサト率いる対NERV組織「ヴィレ」が人類の存亡を賭けて戦う話で、その渦中には次のインパクトを引き起こす為のトリガーであるシンジをはじめとしたチルドレンたちがいると。シンジは浦島太郎状態で、本作でいうエヴァの呪縛からか他のチルドレンたちは14年の時を経ても年齢による容姿の変化は見受けられない。サード・インパクトの引き金は破の初号機とシンジであり、結果的に綾波一人を救うために世界を滅ぼしたという罪をシンジが背負っている。更なるインパクトを防ぐためにミサトを筆頭にアスカ、マリも含めたエヴァパイロットもシンジに「何もしないように」とその行動を制限しようとするが、それに反発したシンジはNERVに連れてこられ、変わり果てたNERV本部とゲンドウ、綾波(新たな綾波、以降Mk.9と呼ぶ)、渚カヲルと邂逅する。それでまーまた色々起こるのが本作ではあるが、内容の反芻をするのが目的ではないので以下細かいことは省略して気になった点のみ挙げる。

・渚カヲル
アプローチの方法は違えど本編と同様シンジくんととても仲良くなり、今回の話の中心になるキャラである。3人目のヒロインはマリ?いやもっと先に名前を挙げるべきキャラがいるよね、エヴァの正ヒロインはカヲルくんだと豪語する人は少なくなかったであろうし、今回のQでもそのヒロインっぷり(どちらかと言うとシンジくんがヒロインっぽくなるが)、いやヒーローっぷりが忌憚なく発揮されているので更に人気は磐石のものとなるであろう。

・艦隊戦とブンダー
今までのエヴァにはない傾向である。対NERV組織ヴィレは初号機をコアとして飛行戦艦ブンダーを母艦とする。未だに謎の多いこの機体だが、シルエットが新劇場版未登場の第六使徒ガギエルに似ている気がする。その登場回の原画が物理的に消失した為に前回の破ではその出番が削られたという話があったような気がするが、その為にリファインされたのだろうか。艦隊戦自体今までのエヴァにはなく、こんなのはエヴァではないという人の意見もあるだろうと思う。今まではエヴァ対使徒戦、或いは人間同士の戦いで構成されていたのが、急にエヴァ以上の力を持つような艦隊が映画の冒頭で登場する。私はこれをコアが初号機なのだしエヴァの形態の一つとして見るが、その設定やスペックの細かい話は本編中では語られない。その操縦者たちは生き残った人類で更生された寄せ集めの対NERV組織ヴィレの面々であり、その中には鈴原トウジの妹鈴原サクラも出てくる。彼女は本作の序盤かなり全面に出ていたが、果たして大きな魅せ場は今後あるのだろうか。

また、このブンダーの戦闘シーンは最新鋭の技術をこれでもかという位に見せつけるような劇場向けの派手なシーンと言えるだろうが、先にも触れたようにこれがエヴァなのかどうかと聞かれると疑問を抱くシーンでもある。やっていることは艦隊戦、艦隊と使徒との戦いでエヴァ対使徒という従来の形ではなく、何よりそれによって


「エヴァ及びエヴァンゲリオンパイロットでしか倒せない使徒」
という設定を否定するようなものとなっているのは否めない。エヴァパイロットの必要性と使徒の強さを薄めるような効果がこの艦隊戦にはあると思う。


これを受け入れることが出来るかどうかが、新しいヱヴァを受け入れられるかどうかの条件の一つであろう。新しい試みで、確かに見た目には面白かったがマリの登場以上に今までのルールを壊すテコ入れであるので、拒否反応を起こす人も少なくないであろう。

ちなみに私自身は新しいミサトさんが好みなので客観的には以上のように思っても、主観的には受け入れていく立場です。昔も良いし、新しいのも良いという立場になれれば理想的なんじゃないかな。

・ガキシンジについて
これはまたしても庵野総監督の皮肉ではないだろうか・・・14年の時を経たのは登場人物たちだけではなく、我々TVシリーズからの視聴者もそうである。
それらの視聴者をガキシンジに仮託して「いつまで子供なんだ」と煽る一方でミサトさんやアスカのようにこの14年の中で大人になった人もいる、お前らはどちらだと言うようなメッセージがあるように思えた。

・眼帯アスカ
なんか、シンジくんディスってばっかりであんまり美味しいシーン無かったね・・・見た目とか服装は嫌いじゃないけど。今回はカヲルくん回だったし、綾波もマリもそうだけど最後が問題ですな。

・破の予告のシーン
全然無かったよね、変更があったことは聞いていたけれども最後のシリーズに入るシーンもあるのだろうか。


その他本編の内容に対してはまだ未完と言っていいと思うので、とりあえずQの全体としての印象としては今回は余り話は進まず説明回+カヲルくん回消化で、映画自体の満足度は及第点だと思う。新しいミサトさんのデザインやら追加要素とかは新鮮だったしね。なんせ10年じゃきかないくらい経っているんだし、まぁ正直なところ「破」の時点で長い間のファンとしては満足しているところがあって(エヴァや旧劇は物語として一度幕を閉じているんだし、自分の中でも)、今回のQや最後の話が酷い出来でさえなければどんなものが来ても大丈夫というスタンスでもあるから、まったりと新しいヱヴァを今後も楽しんでいきたいなと思っています。

関連日記:

・(※ネタバレ有り)新劇場版ヱヴァンゲリヲン第二弾:破 感想と考察 初回鑑賞後

・(※ネタバレ有り)新劇場版ヱヴァンゲリヲン第二弾:破 感想と考察 2回目鑑賞後

・(※ネタバレ有り)新劇場版ヱヴァンゲリヲン第二弾:破 感想と考察 3回目鑑賞後

・(※ネタバレ注意)新劇場版ヱヴァンゲリヲン第二弾:破 感想と考察 4回目鑑賞後

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