
スパルタの戦士達が世界の異形達相手に奮戦するお話です。
考えるより感じろ、的な作品が好きな方にオススメ。
構成やシナリオ云々よりも熱い展開や爽快感を楽しみたいという方向け。
ストーリーは屈強なスパルタの戦士達(300人)が世界を我が手にと侵略を続け肥大したペルシア軍の軍勢(100万人)の攻勢を捌いていくといったもの。
ここで、このペルシア軍の軍勢と言うのが不死の軍団と呼ばれるペルシア軍近衛兵団や凶暴なサイや象に乗ったライダー、化け物じみた怪力男等等非常にバラエティにとんでいて、このペルシア軍のトップのクセルクセスも3mはあろうかという大男でまるで人間と戦っている様な雰囲気はありませんでした。盾や槍等パッと見ではトロイと似た感じかなと思っていましたが全然違ったという。
戦闘シーンは上で述べた様に化け物達との戦いで力もここに集中していましたし中々に面白かったです。
あと、この作品R-15ということで戦闘シーンが微グロというだけでなくHなシーンも結構あります。
神託を授かる為にスパルタで一番美しい娘を醜悪な容姿をした(位置づけ的には)神官達に捧げなくてはならないとか、王妃が議会にスパルタの全兵力の投入を進言する際に発言力を持つ文官を抱き込む(ようは体を使って篭絡する)、ペルシア軍がスパルタの住民を懐柔する為に女を沢山与えるなど、それなんてエロゲってシーンも結構ありました。
王と王妃のセックスシーンも普通にあり、そういうので気まずくなりたくないっていうカップルは回避推奨です。
その他だと、最初の戦闘までの時間がだれる、百戦錬磨の部隊の割に隊長が息子の死で取り乱す(死んだ時なら兎も角あれは引っ張るべきではなかったと思う)、粗探しというかそこまで内容があるタイプではないのでこんなものでしょうかね。
これはスパルタの戦士はこんなに強く、こんなに素晴らしいというスタンスを監督のセンスで料理したというタイプなので一寸陶酔的な趣もありました。その辺りのセンスを好むかどうかは人によりけりだと思いますが、私は中々に新鮮で面白かったと評価します。